こんにちは!

つい先日【障がいを抱えるお子様のご家族向けセミナーのご案内】を開催させていただきました。
大々的な広告はせずに少人数での実施致しましたが、思っていたよりたくさんの反響があり様々なお悩みを持つご家族の方に足をお運び頂けました。

障害を抱える家族とともに生活する中で感じる悩みや、日々試行錯誤しながら生活を送っている状況の方々が今後安心して生活できるよう、クレール法務事務所では陰ながら支援をしていけたらと考えております。

障害を抱える家族がいると、周囲の人たちから十分な理解を得られないことがあります。社会的な無理解や生活の制約、行政や地域社会のサポート不足でたくさんの苦労と不安がのしかかります。

そんなたくさんの不安を抱える中で一番に感じるのが障害のある子供の将来です。

障害を持つ家族がいる場合、将来の生活や経済的な支援について不安を感じることが多く、特に障害を持つ家族が成年後にどのように生活していくか、またそのためにどのような資産管理が必要なのかは、非常に重要な課題です。

行政機関や福祉施設などのサポートも取り入れながら、自分でもしてあげられる一つの対策として注目されているのが【障害者の家族向けの家族信託の活用

家族信託は、こうした経済的な問題を解決する一つの手段として注目されています。
今回は、障害者を支援するための家族信託について、メリットや注意点を解説します。

  1. 家族信託とは?
    財産の所有者(委託者)が、信頼できる家族や第三者(受託者)に対して、特定の目的で財産を管理・運用することを任せる契約のことです。
    受託者は、委託者の意図に従って、信託財産を管理・分配します。

家族信託を利用することで、障害者の生活に必要な資産管理を、本人ではなく、信頼できる家族に任せることができます。
この方法により、障害者の将来に対する不安を軽減する対策の一つです。

 

2,障害者のための家族信託の活用方法

a. 経済的支援が確保できます。
障害者が自分でお金を管理することは難しい場合があります。家族信託を利用することで、親や親族が代わりに資産を管理し、必要なときに必要な費用を確実に提供することができます。たとえば、生活費や医療費、教育費などを管理するための信託を設定できます。

b. 生活の安定を確保できます。
障害者本人の意思能力が不十分な場合でも、家族信託を通じて生活の安定を確保できます。信託契約に基づいて、資産     の管理方法や分配方法を事前に決めておけば、障害者が不安定な状態になった場合でも、安心して支援が続けられるようにすることが可能です。

c. 財産管理の透明性と柔軟性
家族信託は契約内容を自由に設定できるため、障害者本人の特性や家族の状況に合わせた柔軟な管理が可能です。例えば、月々一定の金額を受益者に支給するようにしたり、一定の条件が満たされた時に支給されるように設定することもできます。

  1. 家族信託のメリット
    知的障害者の生活支援が確実に行えて、将来の子供の生活や経済的不安が両親もお子さんも軽減されます。
    財産の管理や運用が信頼できる家族に任せられ、さらには生前の資産管理が可能で遺産相続時のトラブル防止にもつながります。
    第三者にお金を悪用されたり、勝手に自宅を売却行う悪い人からお子様を守る事ができます。

 

 

 

まとめ
今回は【家族信託】につてい簡単に説明させていただきました。
知的障害者の家族にとって、家族信託は将来の生活支援を確実に行うための強力な手段となり得ます。
弱い立場の人々や困難な状況に置かれている人々を利用して利益を得る、あるいは搾取する行為行う非道徳的な人間は悲しい事に一定数はいます。
適切に家族信託を活用することで、障害者本人とその家族にとって安心した生活を実現することができます。

家族信託を検討する際には、"家族信託の知識"を持つ専門家と相談しながら慎重に進めていくことが大切です。

弊所では、実際に障害を抱えた家族がいる専門家がご相談を承っております。
お気軽にご相談ください。

 

 

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